まーの心の中

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子供の頃にぼくがトゥレット症候群を発症してから治るまで

 

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トゥレット症候群という精神疾患をご存知でしょうか?

 

簡単に説明をすると、唐突に大声を出したり、頻繁にまばたきや咳払いなどが本人の意志に反して出てしまうものです。

 

 小学校1~4年生の間に発症しやすく、時間の経過と共に自然に治る人・通院や投薬を続けて治る人・通院や投薬を続けても治らない人といます。

 

今回の記事ではぼくが子供の頃(小学校2年次)にトゥレット症候群を発症してから治るまでを書いていきたいと思います。

 

 

はじめにぼくから伝えたいこと

 

ぼくがこの記事を書こうと思った背景です。

 

それは、トゥレット症候群の子を持つ方に少しでも安心してほしいというのとぼくが当時どのように両親や周りから接して欲しかったかを知ってもらいたいからなんですよね。

 

というのも、当時ぼくが発症してからの家族内はとにかく殺伐としていましたし、周りからの接し方も少し距離があったり、腫れものにさわる感じだったり、時には祖父から怒鳴られることもありました。

 

そんなぼくだからこそ、今トゥレット症候群にかかっている子の立場になって、伝えられることがたくさんあると考えています。

 

なので、もしお時間に余裕があれば最後まで読んでいっていただきたいです。

 

 

ある日、"大声で叫び出したい"と衝動が抑えられなくなった

 

今でもはっきりと覚えてます。

 

僕が小学2年生秋の帰り道でのことです。

 

ほんと唐突に"なんだか今すごく声をあげて叫びたい"という今まで経験したことのない感覚に襲われました。 

 

そして、その感覚は日に日に抑えられなくなっていきます。

 

通学中、授業中、休み時間中、給食の時間中、帰り道の途中、そして家に帰ってからも誰かと話したりするわけでもないのに、

 

"大声を出したい"

 

この感情に毎日支配されることになります。

 

そして、ある日の授業中、この感情を抑えられなくなります。

 

「あっ…あっ…、、、あっ」

 

頭の中では、

 

「友達から変な子だと思われる」

「気持ちわるいやつと思われる」

「声おさまれ!」

「とまれ!とまれ!とまれ!」

 

と必死に思うのですが、抑まるどころかどんどんひどくなっていきました。

 

当時の症状をまとめると、

 

・大声が無意識に出てしまう

・場所に関係なくあらゆるところで出てしまう

・自分で止めようとしても出てしまう、むしろ逆効果

・周りから耳障りと思われているとわかっていても治せない

・両親など周りから指摘されてもやめることができない

 

という感じですね。

 

 

症状の正体

 

声が抑えられず、どんどん発声する頻度が増えたことで両親も"これはただ事じゃない"と思ったのでしょう。

 

僕は精神科のある病院へ行くことになります。

 

そこで初めて、自分は精神的な病気にさらされていること。自分の病気が"トゥレット症候群"であること。を知ることになります。

 

トゥレット症候群

チック症の症状が重くなったもの。

チックとは、目的のない同じような不随意運動が素早く不規則に繰り返される現象のことであり運動チックと音声チックの2種類に分けられる。

・運動チック→顔面の素早い動き(まばたき、顔をしかめるなど)、首をふる、腕や肩を振り回す、身体をねじる、自分の体を触ったりたたいたりする、口の中をかむ、他人の体や周囲のものを触るなど

・音声チック→咳払い、短い叫び声、汚言症(罵りや卑猥な内容)、うなり声、ため息をつくなど

 

それからは、毎週担当の先生とのカウンセリングや雑談(学校でのことや好きな遊びなどについて)、それ以外にも白紙に指定されたものを描いたり、神経衰弱などをしました。

 

そして、それらを行っていた部屋が非常に殺風景だったことを今でもはっきり脳裏に焼き付いています。

 

 

 

発症する原因

 

 トゥレット症候群を発症する1番の原因はストレスと言われています。

 

・学校生活

・友人関係

・勉強

・家庭環境

 

子供だって大人と同様にストレス社会の中を生きています。

 

確かにぼくも発症する直前は思い当たることがいくつかあるんですよね。

 

・厳しい父親による叱責罵倒のトラウマ

・睡眠障害(金縛りになりやすく、熟睡できないことが多かった)

・友人関係(気の強い子から悪口を言われたりなど)

 

この3つが当時は原因だったと思われます。

 

そして、さらに発症してからは

 

・祖父からの叱責罵倒(「黙れ!」「うるせぇ!」など)

・母親がこっそり夜に泣く

・周りからの視線

 

などストレス要素がさらに増え、逆効果でした。

 

なので、症状を軽くするためにもストレスの除去は必須条件と言えるでしょう。

 

 

どのようにして治ったか

 

ぼくの症状が目に見えて軽くなり始めた時期があります。

 

それが発症してから2年後、ぼくが学習塾に通いだしてからです。

 

担当してもらっていたお医者さん曰く「何か夢中になれることや好きなことに没頭していると自然と症状がなくなっていき、最終的には症状が現れなくなることがある。」とのことで、ぼくの場合はまさにこれが当てはまったようです。

 

実際、学習塾に通いだし、夏期講習にはいるころには症状はなくなっていました。

 

学習塾という新しい環境に順応するために授業に没頭していたことで、病気の症状のことを考えることが減っていき、最終的には完治しました。

 

その後、ときどき、症状のことを思い出すことはありましたが、再び発症することはありませんでした。

 

なので、症状を軽くするために新しい環境(習い事や海外旅行など)に触れさせることは効果的な方法のうちの1つと言えます。

 

ぼくが両親や周りからどのように接して欲しかったか

 

当時のぼくの声を代弁するなら、““いつも通りに接して欲しかった””です。

 

というのも当時病気を発症してからのぼくへの接し方は以前と比べて全然違かったんですよね。

 

・話をする回数が減った

・ぼくと話すときはすごく言葉を選んでる

・目を合わせてくれない

・怒ったりしてこなくなった

 

他にも挙げたらまだまだありますが大体こんな感じですね。

 

確かに自分の子供が精神的な病にかかってしまったら、接し方が慎重になってしまうことも大人になった今のぼくなら少し納得できる部分もあります。

 

しかしそれでも、当時のぼくからしたらいつものように普通に一緒にテレビを見て笑ったり、目と目を合わせて話したり、怒られたりしたかったです。

 

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

 

ぼくの伝えたいことを伝えられたかはわかりませんが、なんだかぼく自身はこれを書いたことでスッキリしました。

 

この記事を通して、トゥレット症候群を知らなかった人には「こんな病気が存在するんだな」ということ、そして、今まさに病気と戦っているお子さんをお持ちの方には少しでも力になれていたら幸いです。

 

改めまして、最後まで読んで下さりありがとうございました(^▽^)/